ゲーム練習で勝てない相手にどう対応する?試合中に試したい5つのこと
- いつも同じ相手に負けてしまう
- 相手の攻撃が強くて、なかなか自分のプレーができない
- 何か変えたいけど、どうすればいいのかわからない
バドミントンのゲーム練習をしていると、こんな経験はありませんか?
何度対戦しても勝てない相手がいると、なんとかして勝ってみたいと考えますよね。
僕も20年以上バドミントンを続けていますが、相手の攻撃をうまく崩せなかったり、思うようにプレーできなかったりすることがあります。
そんなとき僕が意識しているのは、自分の得意なプレーを出すことよりも相手の得意なプレーをさせないことです。
相手の得意な展開を減らすことで、自分が反応しやすい状況を作ろうとしています。
もちろん考え方を変えたからといって、すぐに勝てるわけではありません。
それでも何も変えずに試合を続けるより、次につながる発見があると思っています。
この記事では僕が普段のゲーム練習で意識していることや、勝てない相手に試してみたいことを5つ紹介します。
勝てない相手には、まず得意なプレーを観察する
勝てない相手と対戦するときは、まず相手がどんなプレーを得意としているのか観察してみましょう。
相手の得意なプレーがわかれば、させないための対策を考えられるからです。
どんなプレーで失点しているのか確認する
まずは、自分がどんな場面で失点しているのかを確認してみてください。
例えば、
- 相手のスマッシュをレシーブできない
- 速いドライブの展開についていけない
- 前に落とされると対応が遅れる
- 自分の攻撃を簡単に返されてしまう
同じ原因で失点が続いているなら、改善すれば失点を防げるかもしれません。
ただしミスをしたショットだけを見るのではなく、その前のプレーにも注目してみましょう。
スマッシュを取れなかったとしても、原因はレシーブの技術だけとは限りません。
その前に甘いロブを上げてしまい、相手に余裕を持ってスマッシュを打たれていた可能性もあります。
どんな流れで失点したのかを考えることが大切です。
相手が得意とするラリー展開を見つける
相手によって得意なラリー展開は違います。
スマッシュなど攻撃するのが得意な人もいれば、ドライブの速く低い展開が得意な人もいます。
また、長いラリーで粘りながら相手のミスを待つ人もいるでしょう。
相手がどんなプレーが得意で、得点しているのかを観察してみてください。
特に注目したいのは、相手が余裕を持ってプレーしている場面です。
相手が得意な形でプレーできているなら、その展開を変えることが一つの対策になります。
自分の得意なプレーを出すことだけにこだわらない
僕は勝てない相手に対して、自分の得意なプレーを無理に出そうとはあまり考えていません。
それよりも、相手がやりたいプレーをさせないことを意識しています。
例えばスマッシュが得意な相手なら、どうすれば強いスマッシュを打たせずに済むのかを考えます。
単純にロブを上げないという方法もありますが、それだけでは自分の選択肢まで減ってしまうからです。
そこで僕は、ロブの高さやコースを工夫することがあります。
相手の攻撃を完全に防ぐのではなく、少しでも自分が対応しやすい球に変えることを狙っています。
ロブの高さやコースを変えて相手の攻撃を制限する
スマッシュが得意な相手に対して、僕が試している方法の一つがロブの高さを変えることです。
ロブは高く奥まで上げるだけでなく、状況によって低めに上げることもあります。
相手を動かして得意な体勢で打たせない
まず基本として意識しているのは、相手を動かすことです。
相手が余裕を持ってシャトルの下に入ると、強いショットを打たれやすくなります。
そこで、相手の立ち位置を見ながら返球コースを考えます。
ただし、左右に大きく動かせばいいわけではありません。相手に読まれてしまえば、逆にこちらが厳しい攻撃を受ける可能性もあります。
相手がどの位置から、どんな体勢で打つことになるのかを意識したいです。
低めのロブでスマッシュの角度を制限する
僕は、相手が後ろにいるときでも低めのロブを使うことがあります。
低めのロブを打つ狙いは、相手のスマッシュに角度をつけにくくしたいからです。
実際に低めのロブを使うと、毎回ではないのですが相手のスマッシュがドライブ気味になりコースが読みやすくなる時もあります。
角度のあるスマッシュに比べて、ドライブ気味になるとレシーブしやすいと感じる場面もあります。
ここで重要なのは、スマッシュを打たせないことではありません。
スマッシュを打たれても、自分が対応しやすい状況を作る。
これが僕の狙いです。ただし、低めのロブにはリスクもあります。
高さやコースが中途半端になると、相手に早いタイミングで打たれたり、厳しい攻撃を受けたりする可能性があります。
相手の打点や立ち位置を見ながら使い分ける必要があります。
相手の返球コースを読みやすい状況を作る
僕が大切にしているのは、相手の打てるコースを減らすことです。
バドミントンでは相手がどこに打ってくるかわからない状態だと、広い範囲を意識してレシーブしなければなりません。
反対に、相手が打てるショットやコースをある程度予測できれば、レシーブする範囲を絞りやすくなります。
低めのロブも、そのための選択肢の一つです。相手の攻撃を制限できれば、次のレシーブにも余裕が生まれるかもしれません。
もちろん、予測が外れることもあります。だからこそ相手の打点や体勢を観察しながら判断することが大切です。
レシーブから自分たちが攻撃できる展開を作る
相手の攻撃を制限できたとしても、レシーブするだけで終わってしまうのはもったいないですよね。
僕はダブルスで、レシーブから自分たちが攻撃できる展開を作ることも意識しています。
ドライブレシーブで前に詰める
相手のスマッシュがドライブ気味になったときは、ドライブで返球することが多いです。
ドライブで返球することで相手に低い展開を続けさせたり、ロブを上げさせたりすることを狙っています。
うまく返球できれば、自分も前に詰めやすくなります。
ここで大切なのは、ドライブを打つことだけを目的にしないことです。
その後、相手がどんな返球をしてくるのかまで考えておきます。
フォア側へのスマッシュにはクロスカウンターも狙う
ドライブレシーブが通用しないときは、別の返球も考えます。
僕の場合フォア側にスマッシュを打たれたときは、クロスへのカウンターを狙うことがあります。
ただし、フォア側に来たら必ずクロスへ打つわけではありません。
スマッシュのコースや、自分がどの位置でシャトルを捉えられるかによって判断します。
クロスへの返球は相手に読まれたり、返球が甘くなったりすると逆に攻められることもあります。
そのため無理に狙うのではなく、打てる状況かどうかを見極める必要があります。
ドライブが通用しなければ前に落とす
相手がドライブの展開に強い場合は、前に落とすレシーブも選択肢にしましょう。
同じようなドライブを繰り返していると、相手にタイミングやコースを読まれてしまうことがあります。
そんなときに返球のスピードや長さを変えることで、相手の対応が変わるかもしれません。
前に落とす返球も、相手の前衛に狙われるリスクがあります。相手の位置や自分の打点を確認しながら試してみましょう。
相手が上げれば攻撃、低く返せば前衛で止める
ドライブレシーブの後は、相手の返球によって次のプレーを考えています。
相手がロブを上げてくれれば、こちらが攻撃できるチャンスになります。
反対に低く返球してきた場合は、前衛で止めることを狙います。つまり、レシーブした時点でラリーが終わるわけではありません。
次の返球を考えておくことで、攻撃に切り替える準備が素早くできます。
もちろん、相手の返球が厳しければ無理に攻撃する必要はありません。
大切なのは、次の展開を考えながらレシーブすることです。
一つの戦術が通用しなければ別の方法を試す
勝てない相手に対して、最初に考えた戦術がうまくいくとは限りません。
そんなときは同じことを繰り返すのではなく、少しずつ方法を変えてみましょう。
相手の反応を観察する
新しい戦術を試したら、相手の反応を確認します。
例えば、低めのロブを使った場合なら次のようなことを見てみましょう。
- スマッシュの角度が変わったか
- 相手の打点や体勢が変わったか
- 自分がレシーブしやすくなったか
- 相手が別のショットを選ぶようになったか
得点できたかどうかだけでなく、ラリーの展開が変わったかを見ることも大切です。
返球コースや球種を変えてみる
同じ返球が通用しなくなったら、別の方法を試します。
例えば、ドライブレシーブを相手に止められるなら、クロスへのカウンターや前に落とす返球を考えてみます。
大切なのは何となくショットを変えるのではなく、相手の反応を見て選ぶことです。
相手が何を待っているのか、どのコースに対応しやすそうなのかを観察してみましょう。
一度に変えることは一つに絞る
ゲーム練習では、いろいろなことを試したくなると思います。
でも一度に多くのことを変えると、何が良かったのかわかりにくくなります。
例えば、まずはロブの高さだけを意識してみる。その結果を確認してから、次はレシーブのコースを変えてみる。
このように一つずつ試していくと、自分に合う方法を見つけやすくなると思います。
勝てない相手とのゲーム練習を上達につなげよう
勝てない相手とゲーム練習をすると、どうしても勝敗が気になりますよね。
もちろん、勝つことを目標にするのは大切です。
でも、ゲーム練習では勝てなかったとしても、得られるものがあると思っています。
例えば、今まで通用しなかったレシーブが一度でもうまくいったり、相手の得意な攻撃を少しでも制限できたりしたらそれは次につながる発見です。
僕自身、相手の得意なプレーをさせないことを意識しながら、ロブの高さやレシーブのコースを工夫しています。
ただし、この方法がすべての相手に通用するわけではありません。
相手の特徴や自分の技術によって、使える戦術は変わってくるはずです。
だからこそゲーム練習ではいろいろ試して、自分なりの対応方法を増やしていきたいですね。
次に勝てない相手と対戦するときは、まず一つだけ意識することを決めてみてください。
相手の得意なプレーを観察して、それをさせないために何ができるか考えてみる。
そんな小さな工夫を積み重ねることが、上達につながっていくと思います。


