- 種類が多すぎて、どれを選べばいいのかわからない
- 初心者向けと書いてあっても、本当に合うのか不安
- 買って後悔したくない
そんな悩みを抱えていませんか?
ラケット選びを間違えると、使いづらく上達が遅くなることも。せっかくバドミントンを始めるなら、自分にあったラケットで楽しくプレーしたいですよね。
僕はバドミントンを始め、20年以上プレーを続けてきました。これまで全国大会出場経験もあり、数多くのラケットを試してきた経験があります。
この記事では、初心者向けのラケットの選び方とおすすめモデルを紹介します。
失敗しないラケット選びができ、バドミントンをもっと楽しめるようになります!
初心者は「5つの基準」でラケットを選べばOK!
ラケットを選ぶ5つの基準

- ラケットの重さで選ぶ
- 重さのバランスで選ぶ
- シャフトの硬さで選ぶ
- グリップの太さで選ぶ
- デザインで選ぶ
ラケットの重さで選ぶ
初心者は軽いラケットを選ぶのがおすすめです。
ラケットの重さは表のように分かれています(メーカーによって多少重さは変わります)。
表示 | 重さ |
2F | 平均68g |
F | 平均73g |
5U | 平均78g |
4U | 平均83g |
3U | 平均88g |
2U | 平均93g |
軽いラケットは振りやすく、腕や手首に負担がかかりにくいため、長時間の練習でも疲れにくくなります。
特にバドミントンを始めたばかりの方は、正しいスイングフォームを身につけることが重要です。
重いラケットだとスイングが安定せず、フォームが崩れる原因になります。
例えば、80g前後の軽量モデルなら、素早い動きに対応しやすく、初心者でもコントロールしやすいです。
そのため、まずは軽めのラケットを選び、慣れてきたら自分のプレースタイルに合わせて調整するとよいでしょう。
重さのバランスで選ぶ

ラケットの重さのバランスも重要なポイントです。
ラケットのバランスにはラットの先端が重い「トップヘビー」。
バランスが中心にある「イーブンバランス」。
グリップ側に重心がある「トップライト」の3種類があり、それぞれプレースタイルに影響します。
初心者には「イーブンバランス」のラケットがおすすめです。
例えば、トップヘビーはパワーショットを好むプレイヤー向きですが、操作性が落ちるため初心者には扱いづらいことがあります。
一方、トップライトは素早い操作ができますが、シャトルを遠くに飛ばしにくい場合があります。
イーブンバランスなら、攻守のバランスがよく、初心者でも扱いやすいです。
そのため、初心者は「イーブンバランス」のラケットを選ぶことで、基礎をしっかり身につけられます。
シャフトの硬さで選ぶ

初心者は「柔らかめ」のシャフトを選ぶのが無難です。
シャフトが柔らかいと、シャトルにしっかり力が伝わりやすく、少ない力でも飛ばしやすくなります。逆に硬いシャフトは上級者向けで、スイングスピードが速くないと力が伝わりにくくなります。
例えば、初心者が硬いシャフトのラケットを使うと、スマッシュやクリアが飛びにくくなり、腕に負担がかかることがあります。柔らかめのシャフトなら、自然とシャトルを遠くに飛ばせるので、プレーがスムーズになります。
そのため、初心者は「柔らかめ」のシャフトを選び、スイングに慣れてきたら硬さを調整していくとよいでしょう。
グリップの太さで選ぶ

グリップの太さは手の大きさに合わせて選びましょう。
グリップが太すぎると握りにくく、細すぎると力が入りにくくなります。特に初心者は、力みすぎず自然に握れる太さが重要です。
例えば、手が小さい方は細めのグリップ(G5やG6)、手が大きい方は太めのグリップ(G4)を選ぶと、無理なく握れます。
もし「どれがいいか迷って困る」という場合は、欲しいラケットで一番細いグリップを選んでください。
あとでグリップテープを巻いて、細い場合は調整ができるからです。
デザインで選ぶ
デザインもモチベーションを高める重要な要素です。
お気に入りのデザインのラケットを選ぶと、練習が楽しくなり、継続しやすくなります。バドミントンは習慣的に続けることが大切なので、気に入ったラケットを使うことで自然と練習の回数も増えるでしょう。
例えば、好きな色やプロ選手の使用モデルを選ぶと、モチベーションが上がりやすくなります。
また、メーカーごとに個性的なデザインがあるため、自分に合ったものを見つける楽しみもあります。
そのため、性能だけでなく、デザインにもこだわることで、バドミントンをより楽しめるようになります。
バドミントン初心者におすすめのラケット

初心者向けのラケットを選ぶなら、「扱いやすさ」「振りやすさ」「耐久性」 を重視するのがポイントです。
ここでは、初心者におすすめの ヨネックス・ミズノ・コンポジットテクノ のラケットを紹介します。
ヨネックス のラケット
バドミントンといえば ヨネックス。初心者でも使いやすいモデルが豊富で、品質が高く、長く使える のが特徴です。
ヨネックスのラケットは、軽量で振りやすく、ガットの反発力も◎。初心者向けモデルはシャフトが柔らかめで、クリアやスマッシュが飛ばしやすい設計になっています。
おすすめのヨネックスラケット
- アストロクス11
- アークセイバー1
「迷ったらヨネックス」と言われるほど、初心者向けラケットも充実 しています。
品質の高さを求めるなら、ヨネックスのラケットがおすすめです。
ミズノのラケット
コスパの良い初心者向けラケットを探しているなら、ミズノ がおすすめ!
ミズノのラケットは、手頃な価格で高性能。初心者でも扱いやすい設計になっており、軽くて振り抜きやすい モデルが多いです。
おすすめモデル
- フォルティウス80
- アルティウスソニック
「コスパ重視で高品質なラケットを選びたい!」という初心者には、ミズノのラケットがぴったり です。
コンポジットテクノのラケット
知る人ぞ知る日本ブランド 「コンポジットテクノ」。
初心者向けの 柔らかい打感&扱いやすい設計 が魅力です。
コンポジットテクノは、シャフトのしなりが絶妙 で、無理に力を入れなくてもシャトルが飛びやすいのが特徴。
国産メーカーならではの品質の高さもポイントです。
おすすめモデル
- レモス L5Ⅱ
「大手ブランド以外も検討したい」「国産メーカーの品質を試したい」という人には、コンポジットテクノのラケットもおすすめ です。
初心者がやりがちな失敗

- とにかく安いラケットを選ぶ
- 上級者用ラケットを選ぶ
この2つはよくやってしまうので、気をつけてください。
詳しくはこれから解説します。
とにかく安いラケットを選ぶ
初心者が「とにかく安いラケット」を選ぶのはおすすめできません。
安価なラケットはフレームやシャフトの品質が低く、振りにくかったり、すぐに壊れたりする ことがあるからです。
さらに、重さのバランスやシャフトの硬さが自分に合っていないと、正しいフォームが身につきにくくなる 可能性もあります。
例えば、2,000〜3,000円程度のノーブランドのラケットは、耐久性が低く、ガットの張りも弱いことが多いです。
その結果、思ったようにシャトルが飛ばずバドミントンが楽しくなくなってしまうこともあります。
そのため、最初のラケットは「安さ」だけで選ばず、初心者向けモデルを選ぶのが大切です。
目安として、10,000〜15,000円程度の信頼できるメーカーのラケットを選ぶと、快適にプレーできます。
上級者用ラケットを選ぶ
初心者がいきなり上級者向けのラケットを選ぶのはできれば避けましょう。
上級者向けラケットは、シャフトが硬かったり、ヘッドが重かったりするため、スイングスピードが遅い初心者には扱いが難しいからです。
シャトルが思うように飛ばず、遠くへ無理に飛ばそうと変な力みが出てフォームが崩れる可能性もあります。
例えば、トップ選手が使うようなシャフトの硬いラケットは、強いスイングが前提の設計になっています。
初心者が使うと力がうまく伝わらず、クリアやスマッシュが飛びにくくなることが多いです。
その結果、無理に力を入れすぎて腕や手首を痛める原因になる可能性があります。
そのため、最初は「柔らかめのシャフト」×「バランスの取れた重さ」の初心者向けラケットを選びましょう。
プレーに慣れてきたら、自分のプレースタイルに合わせてラケットを選択するのがベストです。
自分にあったラケットを選んで楽しくバドミントンをしよう
ラケットはバドミントンをするうえで一番といっても過言ではないぐらい、とても大切な道具です。
自分にあったラケットが見つかれば、楽しくバドミントンができます。
ラケットを選ぶのはとても難しいですが、難しいからこそ気に入ったラケットがみつかった時はものすごく嬉しいです。
ぜひこの記事を参考に、気に入ったラケットをみつけてください。