- 速いスマッシュを打って点数を取りたい
- 速いスマッシュを打ってみんなから褒められたい
- 練習はしているけど全然スマッシュが速くならない
このように思っていませんか?
スマッシュが速いのはバドミントンをやっていれば憧れますよね。トレーニングをしている人は多いですが間違った方法でやっているかもしれません。
僕はバドミントンを始め、20年以上プレーを続けてきました。これまで全国大会出場経験もあります。
この記事では、スマッシュのスピードを上げる練習方法を具体的に紹介します。
トレーニングを続ければスマッシュが速くなるので、速くしたい人はぜひ挑戦して下さい。
スマッシュを速くするために必要な5つのポイント

- 正しいフォームで素振りする
- 打点を前にする
- 体重移動を意識する
- 自分に合ったラケットとガット
- スイングスピードを上げる
この5つのポイントを意識して練習するとスマッシュは速くなります。
1つづつでいいので確実に実践していきましょう。
正しいフォームで素振りする

速いスマッシュを打つなら正しいフォームを身につけましょう。
正しいフォームでシャトルを打つと力が上手く伝わるからです。
正しいフォームはこちらの動画を見てもらえるとわかりやすいです。
こちらの動画を参考にして素振りをしてみて下さい。
何度も動画をみて、どこができているのか出来ていないのか確認しましょう。
打点を前にする

打点を前にしてスマッシュを打ちましょう。
打点が後ろになってしまうと力が逃げてしまい上手くシャトルに伝わらないからです。
想像してみて下さい。スマッシュを打つときにシャトルを耳より後ろで打ってしまうと力が入りにくくないですか?
上手く力を伝えるためには素早くシャトルの後ろまで下り、打点を高くできるだけ前で打ちます。
今まで考えてスマッシュを打ってない場合は、ぜひ次の練習からやってみて下さい。
体重移動を意識する

スマッシュを早くするには体重移動が大切です。
体重移動を使わずに腕だけで打ってしまうと力がうまく伝わらないからです。
その場で立って腕だけでスマッシュを打つのと、一歩下がって利き足(右利きなら右足)に体重を乗せてスマッシュを打つのを実際にやってもらえたらわかると思います。
体重移動を意識しながらスマッシュを打つのは大変だと思うのですが、諦めず体に染み込むまで意識しましょう。
自分に合ったラケットとガット

自分に合ったラケットとガットを使うようにしましょう。
ラケットとガットのテンションが合っているとスマッシュのスピードが速くなります。
最近だとラケットもガットも新製品が次から次に出てき、どれがいいか迷ってしまうかもしれません。
ラケットの選び方はこちらの記事を参考にして下さい。
→バドミントン初心者におすすめのラケットを紹介!選び方も徹底解説
僕もラケットとガット選びはめちゃくちゃ悩んでいますが、ガットを変えてみたりテンションを変えてみたりして使い心地をメモするようにしています。
時間はかかるかもしれませんが、一緒に自分に合ったラケットを探していきましょう。
スイングスピードを上げる

スイングスピードを上げると、スマッシュの速度が上がります。
スピードが上がると、スマッシュの速度に上乗せされるからです。
体が小さい人でも出来るのでぜひ実践してほしいです。
スイングスピードを上げるには体を上手く使ってなおかつ、力を入れるタイミングを見極める必要があります。
考えるより体で覚えたほうがいいので、この次で練習方法を紹介します。
スマッシュを速くする実践的な5つの練習方法

- 手首のスナップを強化するトレーニング
- 体幹を鍛えるトレーニング
- 下半身を鍛えるトレーニング
- フォームを改善する素振り練習
- スイングスピードを上げる素振り
ここからは実践的な練習方法を紹介します。
トレーニングはやる日を決めてトレーニングするとより効率よく出来ます。
出来ることからでいいのでぜひやってみて下さい。
手首のスナップを強化するトレーニング

手首のスナップを強化するトレーニングでおすすめなのはリストカールです。
トレーニングの方法としては、
- 手のひらを上にして椅子や台の上に腕を置く
- ダンベルを持つ(500mlのペットボトルでOK)
- 腕を固定して手首だけを上にゆっくりと曲げる
- 上げた手首をゆっくりと下す
これを15回×3セットを目安におこなって下さい。
終わったら手のひらを下にして同じようにトレーニングするようにしましょう。
継続的に続けると手首を確実に鍛えられます。
痛みなどが出たときはすぐにやめて休養を取るようにして下さい。
体幹を鍛えるトレーニング

スマッシュを早くするために体幹を鍛えましょう。
威力をU Pさせるには体感の強さが必要だからです。
具体的なトレーニング方法としては、「プランク」。
プランクとは写真の姿勢をキープするトレーニングになります。
知っている人も多いと思いますが、やってみると意外と大変です。
30秒×3セットを目標にまずはやって下さい。
慣れてきたら時間を伸ばしていきましょう。
下半身を鍛えるトレーニング

下半身を鍛えて、足の踏ん張りを強くしましょう。
足の踏ん張りが強くなると、ジャンプスマッシュも威力が上がり普通のスマッシュも床からの反発力を今までよりもらえるようになります。
トレーニング方法は「スクワット」です。
10回×3セットを目標にやって下さい。
ポイントは、
- 足は肩幅に開く
- お尻を後ろに引くようにゆっくり腰を落とし、素早く立ち上がる
- つま先が膝より前に出さないようにする
- 立ち上がる時に地面を蹴る意識
この4つを意識してトレーニングしましょう。
フォームを改善する素振り練習

フォームを改善するために素振りをしましょう。
正しいフォームは、はじめに動画を紹介したのでそちらを参考にして下さい。
フォームが正しい、間違っていると判断するのは難しいと思います。
どのように確認するのかというと、スマホで動画を撮るか鏡の前で素振りをしてみて自分の目で確認して下さい。
近くにフォームを確認してくれるコーチのような人がいれば、その人に聞いてみるのが一番です。
練習するときは、ゆっくりでいいのでフォームを意識し素振りをして下さい。
慣れてきたら徐々にスイングスピードをあげていきましょう。
スイングスピードを上げる素振り

素振りをしてスイングスピードをUPさせましょう。
スイングスピードを上げるには、普通に素振りをしているだけではダメです。
練習方法としては、
- ラケット(持っていればトレラケ)で素振り 30回
- ガットの張ってないラケットで素振り 30回
この方法がおすすめです。
はじめに普通のラケットで素振りをして、その後に軽いラケットで素振りをするとスイングスピードが上がった感覚がわかるのでその感覚を体で覚えましょう。
感覚を体に染み込ませないといけないので、体が覚えるまで続けて下さい。
スマッシュを速くするためによくある3つの間違い

- 筋トレしたら早くなる
- 重いラケットを使ったら早くなる
- 力いっぱい振ったら早くなる
スマッシュを速くしたい人の間違いあるあるを紹介します。
無理したら怪我の危険もあるので注意して下さい。
筋トレしたら早くなる

筋トレをしたらスマッシュが速くなるのは間違いです。
もちろんある程度の筋力は必要なのですが、それよりも正しいフォームで打つ方が大切です。
筋力だけでスマッシュを打つと肘や肩を痛める可能性も高くおすすめしません。
ここまで筋トレする人は少ないと思いますが、筋肉がつきすぎると肩甲骨の可動範囲が狭くなりスマッシュが遅くなってしまいます。
まずはフォームを身に付けてから筋トレをしましょう。
重いラケットを使ったら早くなる

重いラケットを使って素振りをしたらスマッシュが速くなるのは間違いです。
普段使っているラケットより重いラケットを使って素振りをしてつくのはパワーだからです。
パワーも必要なのですが、それよりもスイングスピードや体の使い方を改善した方がスマッシュのスピードは上がります。
重いラケットで素振りして終わりにするのではなく、その後に軽いラケットで素振りをしてスイングスピードが上がった感覚を覚えるようにして下さい。
力いっぱい振ったら早くなる

力いっぱいラケットを振ってもスマッシュは速くなりません。
力が入ったままラケットを振ると動きが硬くなってしまい、力をシャトルまで上手く伝えられないからです。
ハーフぐらいにシャトルが上がって決めようと思いっ切りスマッシュを打ってネットにかかってしまったり、アウトを出してしまったりする経験はありませんか?
力が入ってしまうと、スマッシュが遅くなるだけではなくシャトルコントロールも難しくなってしまいます。
スマッシュを打つ前はできるだけ「リラックス」を意識しましょう。
継続的な練習でスマッシュのスピードを上げよう

スマッシュのスピードは1日や2日で変わるものではありません。
数ヶ月練習をコツコツ続けてやっと成果が出てきます。
成果が出てくるまで辛いかもしれませんが、絶対に続けた効果は現れてくるので続けて下さい。
あなたのスマッシュが速くなり、楽しくバドミントンをしましょう。